『5/14(日)に、オープンキャンパスを開催しました!』
作業療法学科 ~子供は遊びを通してこそ学び、育つ~
自閉症スペクトラムのすずちゃんのママからのおてがみ『すずちゃんののうみそ』という絵本を読んでもらいました。
「ねえ、すずちゃんママ、すずちゃんはどうして年長さんなのに、くつをひとりではけないの?」保育園のお友だちの疑問にすずちゃんママがお手紙の形で答えてくれている本です。
かわいいすずちゃんの絵につられて、すっと読むことができたと思います。
すずちゃんは特別ではなく、お友だちと同じようにみんなと仲良くしたいことを知ってもらい、すずちゃんのようなお子さんを理解してもらうために、自閉症疑似体験をしてもらいました。少しだけ、すずちゃんの生きづらさを知ってもらえたかなと思います。
100人にひとりはいると言われている発達障害、保育園や学校、職場にも・・・皆さんのすぐそば、身近にいらっしゃる方々です。学校や会社で生きづらさを抱えて過ごしている方々を理解して関わる仕事も作業療法士であることをお知らせできたかと思います。
理学療法学科 ~関節の可動域を測ってみよう~
理学療法士は、患者様の関節がどのくらい動くか「ゴニオメーター」という角度計を用いて計測します。正確に角度を測るためには、角度計を当てる場所や軸の位置など、専門的な知識が必要となります。
まずは、角度計を当てる骨の場所を触って確認し、目印となるシールを貼ります。
その位置を基準として、実際に関節の角度を計測しました。
また、髪を洗う動作ではどのくらいの肩関節の角度が必要か測定しました。
次に、実際に「立ち上がり動作」で股関節の曲がる角度や「正座」で膝の曲がる角度など、動作によってどのくらいの角度が必要か確認をしてもらいました。
理学療法士にとって「検査・測定を正確に行うこと」は、「身体の状態を正確に把握すること」にもつながる大切な技術であることをお伝えしました。 次回のオープンキャンパスでは、『足の裏の圧を計測して自分の足をもっとよく知ろう』というタイトルでフットプリンターを使って足型をとります。たくさんのご参加をお待ちしております。
救急救命学科 ~目の前のhelp!あなたはどうする?~
5月14日のオープンキャンパスでは、「命に直結、心肺蘇生法を学ぼう!」をテーマに体験実習を行いました。
心肺蘇生の必要性、意識の確認方法、呼吸の確認方法、気道確保の方法、胸骨圧迫の方法、AEDの使用方法などを中心に体験していただきました。
突然の心肺停止後に心肺蘇生を行わなければ時間と共に蘇生の可能性が低くなることや、一般の方が心肺蘇生を行う対象者の多くは身近な人であることなどの説明を行い、手順を実践しながら指導を行っていきました。
参加者は本校の1・2年生の指導の下に熱心に受講されました。
次回6月4日(日)のテーマは「救急隊到着までに、あなたができることがあります、体験しましょう!」の予定です。いざというときに役に立つ応急手当の方法について勉強してみましょう。
看護学科 ~妊婦さんを体験してみよう~
本日は7名の高校生の方が参加してくれました。
高校生が妊婦体験ジャケットを装着し、妊婦体験を通して妊娠時の体型、重圧感や圧感、生活動作について体験しました。
また、モデル人形を使い母胎内の胎児について関心を持ってもらい、かけがえのない生命を育んでいくことについて考えました。体験を終えた高校生から「しゃがんで立ち上がるのは、お腹が重くて大変!」「自分もこんな風にお母さんに育ててもらったんだな」などの感想をいただきました。
今回のオープンキャンパスに参加して「先輩や先生の話を聞いて、学校の様子がよくわかった」「わからなかったことを聞けて、悩みが解決できた」と学生生活へのイメージができたようでした。