学科案内

命と向き合う専門職として、
看護の実践力を身につける。

看護学科 N u r s i n g 3年制 男・女

看護専門職としての基礎能力を身につけながら、思いやりと
専門性を備えた看護職者を育成します。豊かな心で人間を理解し、
広く活躍できる看護師に。

学科の特徴

  1. PINT1

    3年間の看護教育課程

    看護師に必要な自己・他者理解を深め、自主性と良好な人間関係構築をめざす「話し合い学習法(LTD学習法)」を取り入れています。主体的で能動的な学びが実現でき、同じ志を持つ仲間とともに高め合える仕組みをつくります。

  2. PINT2

    担任・チュートリアル教育の
    併用および多職種連携教育

    担任および副担任に加え、10~12名に1人のチューター(個別指導教員)が、学生一人ひとりをサポートします。各学科と連携した、臨床場面演習にも取り組んでいます。

  3. PINT3

    充実の教育設備

    臨地実習に向けた学習ができる実習室と最新の医療機器を完備。現場のニーズに即した知識と技術を養います。

3年間の学びの流れ

1年次

基礎看護学実習 I

6月と1月にかけて、福祉施設見学実習を1日間、病院実習を10+1日間行います。患者さんを取り巻く生活環境を学び、患者さんとのコミュニケーションを初めて実践します。

地域・在宅看護論実習 I

1月から2月にかけて、地域で暮らす様々な人々と関わり、その地域や暮らしが健康に与える影響を理解し、地域にある保健・医療・福祉の連携・協働の実際を学ぶ実習です。

1年次カリキュラム

自然科学Ⅰ/自然科学Ⅱ/情報科学Ⅰ/論理的思考/LTD学習法/心理学/人間関係論/パフォーマンス論/生活科学/運動と健康/解剖生理学Ⅰ/解剖生理学Ⅱ/解剖生理学Ⅲ/解剖生理学Ⅳ/看護形態機能学/生化学/薬理学/病理学/感染症と微生物/疾病治療論Ⅰ/疾病治療論Ⅱ/疾病治療論Ⅲ/疾病治療論Ⅳ/臨床治療論/看護のための疾病論/臨床栄養学/看護学概論/看護理論/ヘルスアセスメント/共通基本技術Ⅰ/共通基本技術Ⅱ/生活援助論Ⅰ/生活援助論Ⅱ/生活援助論Ⅲ/診療の補助技術/地域と暮らし/成人看護学概論/老年看護学概論/看護マネジメントとキャリア論Ⅰ/基礎看護学実習Ⅰ/地域・在宅看護論実習Ⅰ

2年次

基礎看護学実習 II

8月に病棟で3週間、患者さんを受け持ち授業で学習した内容を実践します。看護学の基本となる理論や専門的知識・技術を使って、他者との関りを通して自己理解を深め、看護師として求められる判断力や実践力の基礎を学びます。

老年看護学実習

2〜3月に施設で3週間、高齢者の施設での楽しみや生きがい、生活の場におけるセルフケア促進への援助について学びます。

2年次カリキュラム

情報科学Ⅱ/発達と教育/家族社会学/英語/保健医療論/地域医療/医療と倫理/看護倫理/看護過程/臨床看護学総論/地域・在宅看護概論/地域・在宅看護援助論Ⅰ/地域・在宅看護援助論Ⅱ/地域・在宅看護援助論Ⅲ/成人看護学援助論Ⅰ/成人看護学援助論Ⅱ/成人看護学援助論Ⅲ/成人看護学援助論Ⅳ/成人看護学援助論Ⅴ/老年看護学援助論Ⅰ/老年看護学援助論Ⅱ/老年看護学援助論Ⅲ/小児看護学概論/小児の健康障害と看護/小児看護学援助論Ⅰ/小児看護学援助論Ⅱ/母性看護学概論/女性の健康障害と看護/母性看護学援助論Ⅰ/母性看護学援助論Ⅱ/精神看護学概論/心の健康障害と看護/精神看護学援助論Ⅰ/精神看護学援助論Ⅱ/医療安全と看護Ⅰ/医療安全と看護Ⅱ/臨床看護のリフレクション/基礎看護学実習Ⅱ/老年看護学実習/公衆衛生/社会福祉

3年次

4月から11月にかけて、病院・施設で3週間ずつ行います

成人看護学実習 I・II・III

成人期にある人とその家族の特徴や、健康の維持・増進及び疾患の病期に応じた看護支援に必要な知識・技術・態度を学びます。

老年看護学実習 II

老年期の特徴や老化に対応した看護、健康の維持・増進のための支援、健康障害をもつ高齢者とその家族に対する看護に必要な知識・技術・態度を学びます。

小児看護学実習

小児各期の特徴や、小児の成長発達に応じた養護と健康障害をもつ小児とその家族に対する看護に必要な知識・技術・態度を学びます。

母性看護学実習

母性の特徴や、女性の一生を通じた健康の保持増進及び自己管理を支援する看護の役割を学びます。

精神看護学実習

こころの健康の維持・回復・増進に必要な知識・技術・態度、対象者の回復を促進する看護について学びます。

在宅看護論実習

在宅で提供する看護や、基礎的な技術を身に付け、他職種と連携・協働する中での看護の役割を学びます。

看護の統合と実践実習

3年間の終盤として病院組織における看護部の位置づけと役割・責務・病棟管理の実際を学びます。

3年次カリキュラム

看護関係法規Ⅰ/看護関係法規Ⅱ/看護研究方法論/地域包括支援/災害看護学・国際看護学/看護マネジメントとキャリア論Ⅱ/臨床看護の実践/地域・在宅看護論実習Ⅱ/成人・老年看護学実習Ⅰ/成人・老年看護学実習Ⅱ/成人・老年看護学実習Ⅲ/小児看護学実習/母性看護学実習/精神看護学実習/看護の統合と実践実習

国家試験対策

得意分野と苦手分野を徹底的に分析し、より効果的な対策へと導きます。
一人ひとりの学修進度に合わせた手厚いサポートで、国家試験の突破をめざします。

  1. PINT1

    分析シートを活用。
    自己分析の実施。

    学内模試に加え、業者の模試を実施し習熟度を確認。弱点の克服をめざします。自身の学習行動の見直しと成果の確認。

  2. PINT2

    1年次のカリキュラムから
    国家試験対策を組み込んでいる

    各年次のカリキュラムに合わせて、小テストを実施し学生の振り返りを図る。授業と連動した外部講師による国家試験対策講座を実施します。(特別授業)

  3. PINT3

    全員に対してチュートリアル制度を
    設け、学習支援を継続的に実施

    個人差を考慮しつつ、習熟度に合わせた授業展開、学習支援を行っています。

卒業後の進路

就職実績(順不動)

就職率 100% ※2023年卒業生

学科長挨拶

“自由な発想力と想像力で看護を創造していきましょう”

看護学科 学科長 橋本 笑子

看護師は、看護の対象者と誠実に向き合い、信頼関係を築き、医療の進歩・社会のニードに応える使命をもち、生涯学習が必要な健康を護る専門職です。本校では、看護の対象者を統合的に理解し、人権と尊厳を守りながら寄り添い、身体や心をケアし、その人らしく生き抜くことを支える看護実践者を育成します。看護実践者になるための知識・技術・態度を学ぶための「学び方」「ふりかえり方」から学び、早期から国家試験対策を取り入れ、講義・演習を段階的に学びます。臨地実習では、看護の実践と、多職種連携・協働を学び、看護専門職として表現し協調する力を養っていきます。そのためには、「あなたの意思と柔軟さ」「学習行動と成果」が必要となります。めざしている教育は、ひとりひとりの学習ペースに合わせた指導から、可能性を発見し、学習課題を解決する手段を共に考え、主体的学習につなげられることです。若い自由な発想力と創造力で看護を学ぶ楽しさを実感し、求められる看護師となれるよう、教員も共に学び成長していきます。将来、地域社会で活躍する「あなたの夢の実現」のため、看護師国家試験合格をめざし、3年間共に学んでいきましょう。