看護学科2年生 キャリア形成セミナー受講を終えて
今年度初めて、厚生労働省がリスキリング支援に向けて開催(㈱パソナが受託運営)している「ジョブカードを活用した学生のキャリア形成セミナー」制度を利用しました。進路指導の一環として参加した看護学科2年生は「学生自身のこれまでの学びや経験、強み、価値観、将来のビジョンを整理する」ことを目的に、個人のジョブカードを作成しました。
ジョブカードには「ライフラインチャート」があり、子どもの頃から、現在までをふり返り、満足度を曲線でつなげることにより、「自分に大きな影響を与えたこと」「辛かったけど、それをのりこえられたこと」をふり返り、自分のレジリエンス(回復力)とストレングス(強み)を見出していました。
セミナー後のアンケートでは、「今回、初めてジョブカードを作成した」学生が91%、「覚えていない」が9%と答え、厚生労働省や経済産業省が推奨しているリスキリング支援の一旦に初めて触れ、学生等は今日だけではなく将来も続けてキャリア形成や学び直しが看護師にも必要なことを知りました。
また、今回作成したジョブカードのメリットとして、15人の学生が「自身の強み・弱みが明確になる」12人の学生が「自身のキャリアのふり返りができる」と答え、担当していただいた講師からも「“看護”を目指し学ばれている受講生のみなさまが、自身と向き合い、自己理解を深めることで、今後より一層専門職性を高め、未来に向けたキャリアビジョンを描ける一歩につながればと願います。」とお言葉をいただきました。
学生等は日頃、自分の欠点を気にすることが多いですが、セミナーでは自分の長所を改めて見つめなおし、自分の「強み」をジョブカードに言語化することができました。今後は、自分の「強み」はもちろん、相手の「強み」を認めあい、高めあいながら、キャリアビジョンを描いていってもらいたいです。
出典)広島キャリア形成・学び直しセンター資料より