『1/21(日)に、オープンキャンパスを開催しました!』
作業療法学科 ~人は作業を通して元気になる!作業の持つ力を知ってください。~
今回のテーマは、「人は作業を通して元気になる!作業の持つ力を知ってください」です。
作業療法は、人の行う様々な作業活動(日常の活動)を用いて、作業バランス(セルフケア、生活活動、余暇活
動)の回復、失ったり、縮小した役割の回復を助けることです。
そのため、まずは皆さんが行っている一日の作業・役割について、振り返っていただきました。
障害を負った方は、このような自分が出来ていた作業(セルフケア・趣味活動など)が病気によって行う事が難
しくなります。
病気によって、友だちの家に行く事、話す事も困難になります。作業療法士は、その人らしさの活動をリハビリ
によって、特に助けていきます。
色々ある作業の中から、今回は趣味活動と学習を中心に簡単なボードゲームなどを行っていきました。
普段やっている活動も意識してリハビリの内容に繋げると、新たな一面に気が付けるかも?!毎日行っている何
気ない疑問・関心・行動が、自分だけの作業療法を生むかもしれません!!Let’s try!
次回は、「片手で?片方の手だけで調理してみよう!」です。お楽しみに。
理学療法学科 ~良い姿勢とは?正しい姿勢を評価してみよう~
今回の体験授業は、「良い姿勢とは?正しい姿勢を評価してみよう」という内容でした。
まずは、正しい姿勢とは?姿勢と重心線の説明を行い、姿勢が悪いとどのような症状が出やすくなるのか?
などを講義しました。
その後、糸を使って重心線に合わせ、実際の姿勢がどうなっているか測定しました。参加者の皆さんは、自分が
思っているよりも猫背だったり、反り腰だったりと新しい発見ができたと思います。これを機に普段の姿勢も気
にかけてみてはいかがでしょうか?
救急救命学科 ~消防隊のロープワークを体験しましょう~
1月21日のオープンキャンパスでは、「消防隊のロープワークを体験しましょう」をテーマに体験実習を行い
ました。
最初は撚りロープの基本である「本結び」です。簡単な結び方ですがロープの回し方を間違えると「縦結び」に
なってしまいます。本結びは全ての結び方の基本になるのでしっかり覚えていただくように体験していきまし
た。
次に「もやい結び」を体験していただきました。「もやい結び」は船を「もやう(係留)」するときに使用する
結び方です。複雑に感じますが本結びの延長線上にある結び方で、応用すると緊急時の安全帯の代わりにも使用
することができます。
最後に「巻き結び」を体験していただきました。引っ張れば引っ張るほど結び目が固く締まる結び方です。ロー
プの回転方向や結ぶ箇所にかかわらず間違えなく結ぶことが求められます。
今回は消防で使用する撚りロープの結び方について体験していただきました。結び方を誤るとほどけてしまった
り、結び目が固く締まってほどけなくなってしまします。救急の現場でも傷病者の方を搬送する場合や三角巾を
使用する場合には使用します。
参加者には本校の1年生と一緒に真剣で体験していただきました。
看護学科 ~看護の力で危険を回避しよう~
今回は、医療安全の科目に関連した体験授業を開催しました。医療安全は看護師になった時から気を付ける事
ではなく、看護学生としても臨地実習において医療事故を防ぐ知識と技術(臨床判断)が求められます。
体験授業では、看護学生が病院や施設での実習の中で遭遇する可能性のある療養上の世話の事故(転倒・転落)に焦点をあてて危険を予知し未然に防ぐためにはどうしたらいいのかを、在学生と参加生徒と一緒に考える演習をしました。
「2年生がシミュレーションしています。」
まずは、参加者のみなさんはiPadで『医療安全』の教科書を開き、「医療安全とは」について確認しました。持ち歩くと重たい紙のテキストが数十冊分iPadにインストールされていることに参加生徒さんや保護者さんも驚きながら検索したり、図表をズームして確認したりテキストの電子化を体験していました。
「入学後は電子テキストで学びます。」
シミュレーション(現実に想定される医療事故の条件を取り入れて、実際に近い状況をつくり出すこと)では看護学科2年生が患者役、看護学生役になり実習中の「環境整備(ベッド周囲の整理整頓・清潔援助)」や「移動・移乗(起立・歩行や車椅子への乗り移り)」に伴うのシーンに潜む医療事故について、危険予知トレーニング形式で演習しました。
「環境整備の場合です。」
初回の場面では、患者役・看護学生役の学生は、参加生徒さん等の真剣に危険要因を探そうとして真剣に見学している雰囲気に緊張し、ぎこちない演技となりましたが、次第に参加生徒さん等も身を乗り出して見学したり、「あそこが危険ではないか」と、指を指したりする姿もみられ、場面2、場面3の演技ではありありと生活を整える看護の場面を再現することができました。
「歩き始めの患者さんを観察しています。」
また、教員から指名された生徒さんは友だちと確認し合いながら、その場面の危険要因を発表してくれました。その発表に引き続き、在校生が特に危険なポイントやその根拠を説明すると、生徒さん等は「へえー」と納得していました。(教員も在校生の臨床判断能力の成長に感心しました♪)そして場面4ではホッコリとした在校生の演技で、生徒さん等はすぐに危険要因を見つけることが出来ました。
「参加生徒さんも身を乗り出して見学をしています。」
KYTトレーニングの最終段階に【目標】があります。担当教員から「あなたが看護学生や看護師になった場合どのように危険回避したいと思いましたか?」と尋ねると、参加生徒の皆さんは「一つひとつ確認することが大切」「今のことだけでなく、先を考えた援助が大切」「今回の患者さんは説明したら聞いてくれる方だったけど、実際には勝手に行動される患者さんもいると思うので気をつけないといけないと感じました。」など、全員それぞれに危険予知の学びを発表してくれました。今月より成人・老年看護学実習に臨む在校生3人もそれぞれに医療安全についての行動目標を宣言し演習を終えました。
「全員で指差しをしてKYTしました。」
今回の体験授業をきっかけに、日頃の学校生活や地域で他者の安全を考えて行動ができる鋭い感覚や情緒
豊かな感性がさらに向上するきっかけとなれば嬉しいです。
次回、2月18日(日)は「調乳(粉ミルクをお湯で溶いてミルクを作る)をしてみよう!」です。
赤ちゃんに合わせた安全なミルク作りを体験してみましょう。
3月の福山医療専門学校オープンキャンパスは 「オープンキャンパス cafe」を開催します。
~在校生と一緒に飲み物・ケーキを食べながら疑問に思っていること、聞いてみたいことが聞けるチャンス~
お楽しみに!♪