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『5月12日(日)に、オープンキャンパスを開催しました。』

EVENT

作業療法学科 ~手が麻痺したらどうしよう!生活のリハビリ~

 脳卒中や事故によって、脳にダメージを受けると手や腕が麻痺して動かなくなることがあります。腕が動かな

くなることで、日常生活や社会生活で多くの問題が出てきます。

作業療法では、手や腕のリハビリを行うことが度々あります。今回は、実際の作業療法の現場で行っている手や

腕の検査の体験と、実際の治療の体験をしていただきました。

 学生には、手や腕の検査として簡易上肢機能検査(STEF)という検査を体験してもらいました。この検査は

決められた物をできるだけ速く動かすもので、初めは大きくつかみやすいものですが、徐々に細かくつかみにく

くなります。利き手でない方の腕に重りをつけて、簡易の麻痺の状態を作って体験しました。はじめは簡単にで

きていましたが、検査が終盤になるにつれて、難しくなり、「意外と難しかった。」「動かない人の気持ちが少

しわかった。」などの感想が出ました。

上の写真は、手や腕の治療の様子です。腕を伸ばす力をつけるための積み木や利き手でない手で簡単に食事がで

きる自助箸の使用、利き手でなくても字が書きやすくなる自助具の作成などを行いました。実際の作業療法の治

療を体験して、「作業療法の楽しさがわかった」「道具を工夫するとすぐに生活が楽になる」などの感想があり

ました。

次回のテーマは「3Dプリンターを使って作業療法の道具を作ってみよう。」です。

最近、注目されている3Dプリンターで、自助具(障害がある状態でも生活ができるようにする道具)を作りま

す。作業療法学科2年生が3Dプリンターの実演や授業で作った自助具を紹介してくれます。

ぜひ、お越しください。お待ちしております。

理学療法学科 ~骨模型を使って骨について学んでみよう~

 理学療法士を目指すために1年次は人体の土台となる骨について最初に学びます。

最初に全身の骨は何本あると思いますか?とクイズが出題され、みなさん真剣に考えていました。

それからグループに分かれて在校生や教員と骨模型を使って全身の骨を並べてみました。

模型を組み立てていく中で、「へえ~、こんな感じになってるんだ!」などの声が上がっていました。

また、理学療法士は患者様の関節の動きを確認するため、角度(可動域)を測りますが、その時に骨の知識が必

要になります。参加者の皆さんにも、骨の出っ張っているところなどの指標を確認しながら専用の角度系で計測

しました。

理学療法士は姿勢も観察します。

参加者の皆さんにも、骨の出っ張っているところなどの指標を確認しながら、自分たちがどのような姿勢をとっ

ているのか確認してもらました。

理学療法士は、治療だけでなく、検査をして患者様の状態を確認していきます。治療にも検査にも骨の知識は大

切です。

次回のオープンキャンパスは、6月30日(日)『ベクトルを使って床から人を立たせてみよう!』です。

数学や物理で習うベクトルが理学療法の分野でどのように応用されるか勉強しに来ませんか?是非ご参加くださ

い。お待ちしております。

救急救命学科 ~バイタルサインを学ぼう!~

 5月12日のオープンキャンパスでは、「からだの状態を確認しましょう」をテーマに体験実習を行いました。

 身体の状態を知るためのバイタルサインについて勉強しました。

バイタルサインとは、呼吸数、脈拍数、血圧、体温を言いますが、救急隊では意識も含めることが多いです。

意識状態が悪いということは脳に何らかの障害が起きている証拠です。意識の検査では覚醒状態は調べます。

呼吸数や脈拍数は体温の上昇するような酸素消費が多くなる状況では多くなります。また、脈拍は計測する

部位により脈が触れる最低の血圧の推定も可能です。

 血圧測定では実際に血圧計を巻いて血圧測定時に聞こえる音(コトロコフ音)を聞いてもらいました。

次回6月30日(日)のテーマは「命に直結、心肺蘇生法を学ぼう!」の予定です。

もしもの時に必要な心肺蘇生法について勉強しましょう。

看護学科 ~妊婦さんを体験してみよう~

5月12日のオープンキャンパスは、妊娠から分娩までの胎児の成長や、母体の変化、妊婦さんへの看護のポイン

トなど、教員によるミニ講義を実施しました。

そのあと、妊婦体験ジャケットを装着し、妊婦体験を通して妊婦時の体型、重圧感や圧感、生活動作について体

験していただきました。また、モデル人形を使い、母胎内の胎児のかけがえのない生命を育んでいくことについ

て考えました。体験を終えた高校生から「しゃがんで立ち上がるのは、お腹が重くて大変!」「自分もこんな風

にお母さんに育ててもらったんだな」「出産前のお腹はもっと大きいですよね?」などの感想をいただきました

今回のオープンキャンパスに参加して「先輩や先生の話を聞いて、学校の様子がよくわかった」という感想をい

ただきました。協力学生は、「参加者の方と一緒に勉強できてよかった」「進路決定にお役に立てたら嬉しいで

す」と述べていました。

スポーツ健康学科 ~様々なトレーナーの種類について~

来年4月に新設される「スポーツ健康学科」が初めてのオープンキャンパスを行いました。今回は『様々なトレ

-ナーの種類について』という内容で、トレーナーにもいろいろな職域があることをお伝えしました。

本学科で目指すトレーナーや資格の種類についても説明し、卒業後はどのようなフィールドで活躍できるのか?

また更にステップアップするにはどういう展開があるのか?などもお伝えしました。

その後、スポーツジム内にあるトレーニングマシンで実際にトレーニングを体験してもらいました。

来月は「筋力トレーニングについて」という内容で筋力トレーニングにも様々な方法があり、どのような選択を

するのか?などを体験授業で行います。ぜひ皆さまの参加をお待ちしております。

入試広報部より

今回は、進路フェス「チーム医療」とは?~命の危機に立ち向かう医療戦士たち~のムービー上映会を行いまし

た。本校教員による現場での働き、患者様との向き合い方など臨場感溢れる演技に高校生、保護者の方は画面に

釘付けになったと思います。また、在校生による進路を決めるまでの流れをインタビュー形式で高校生にわかり

やすくレクチャーいたしました。これからも様々なイベントを企画しておりますので、また進路に迷っている高

校生の皆さん、ぜひ遊びに来てくださいね!

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