『8月18日(日)にオープンキャンパスを開催しました」
作業療法学科 ~コミュニケーションの道具を使ってみよう~
昔から、「コミュニケーションエイド」「環境制御装置」を用いて、作業療法士は患者さんの生活障害を解決し
てきました。用途は、会話や家電品のコントロールのみならず、様々なニーズに応えるべく使用されてきました
今回は復職に向けた事例を紹介し、ヘッドセットが仕事にも使われることをお示しいたしました。実技体験とし
ては、視覚走査による文字入力装置や呼気スイッチなども用意させていただきました。
作業療法士の仕事は多岐にわたります。今回はその一部を体験していただきました。機器を使用することで、病
気が進行しても生活を広げることができるとご理解いただけたことと思われます。今後も様々な体験を用意して
いきますので、次回以降の参加を是非ご検討ください。
次回は「心理検査」をテーマに、オープンキャンパスが開催されます。またお会いできることを楽しみにしてお
ります。
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理学療法学科 ~関節の角度を測ってみよう~
今回の理学療法学科の体験授業は『関節の角度を測ってみよう』という内容でした。
理学療法士は、対象者の方の関節がどのくらい動くか「ゴニオメーター」という角度計を用いて計測します。正
確に角度を測るためには、角度計を当てる場所や軸の位置など、専門的な知識があってはじめて正確な評価がで
きます。
まずは、角度計を当てる骨の場所を触って確認し、目印となるシールを貼りました。
その位置を基準として、実際に肩関節の角度を計測しました。
次に日常生活で行う「立ち上がり動作」で股関節の曲がる角度や「正座」で膝の曲がる角度など、どのくらいの
角度が必要か確認をしてもらいました。
理学療法士にとって、「検査・測定を正確に行うこと」ができれば、「身体の状態を正確に把握すること」にも
つながる大切な技術であることをお伝えしました。
次回のオープンキャンパスは「肩を動かしやすくするストレッチ」です。本日の内容を踏まえて、動き(可動
域)を改善する簡単な理学療法を体験してみませんか?是非、ご参加ください。
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救急救命学科 ~全身固定を体験しましょう~
8月18日のオープンキャンパスでは、「全身固定を体験しましょう」をテーマに体験実習を行いました。
大きな力が体に加わったとき脊椎(背骨)に障害が及ぶことがあります。脊椎は上からの力を支える役目だけ
でなく、椎体の後方に骨に守られた脊髄があります。脊髄は脳からの信号を四肢に伝え、体の各部分の刺激を脳
に伝える大事な役目をしています。脊髄を損傷すると四肢の動きが制限されたり、無くなることもあります。
脊髄(骨)が損傷した場合やその恐れのある場合、脊髄(神経)を守るために全身の固定を行います。
最初に行ったのは、外傷の傷病者に対する「用手的頸椎保護」です。頸椎は首の部分の骨でここにある頚髄を
完全に損傷すると首から下の動きや感覚がなくなり、呼吸運動もなくなってしまう可能性があります。そのため
まずは救助者(助ける人)が要救助者(助けられる人)の頭部を手で挟むように持ち頸が動かなくします。持ち
方によっては不安定になったり、気道(肺への空気の通り道)を塞いでしまうことがあるので細心の注意が必要
になります。
次は「頸椎カラーによる頸椎保護」です。これはサイズを変えることのできる頸部を固定する器具です。誤っ
た方法で使用すると頸椎(きついの一番上、首の部分)や頸椎(脊髄の最も上の部分)を反対に傷つけてしまう
ことがある、また頸椎カラーだけでは安全な固定は行えないので全身固定までは頭部の用手的頸椎保護は解除し
ません。
次は全身を固定するための器具に乗せるための「ログロール」です。要救助者の体をログ(丸太)のようにロ
ール(回す)していきます。頭部を保持している隊員の合図で正確な体の位置を手で持ち、仰向けの体を90°
横に向けた後に全身固定器具(ロングボード)の上に体を乗せていきます。脊柱の軸をずらさないように3人が
タイミングを合わせて行います。
身体を全身固定器具の上に乗せても中心に体がくることがありません。そのため体を横方向に動かすのではな
く上下方向に動かしながら全身固定の中心に寄せていきます(Z移動)。脊柱の長軸方向に動かすことにより脊
柱のずれを最小限にして行う方法です。
最後に固定です。まずは体幹を「ベルト」で固定し、頭部はウレタンなどの軽量な物で作られた「ヘッドイモ
ビライザーと専用のベルト」を使用して固定していきます。
救急隊はこれらの手技を1~2分程度で行っていきます。
受講された方々は真剣に講義を聴講され、本校の2年生と1年生の指導により体験実習を受講されていました。
次回、9月8日(日)のテーマは「救急隊到着までに、あなたにできることがあります体験しましょう」の予
定です。いざというときに役立つ応急手当の方法について勉強しましょう。
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看護学科 ~胎児と新生児の心臓の音を聴診しよう~
本日は多くの高校生の皆さんが参加されました。まず教室で教員から心臓の位置、働き、成人と新生児の心臓
の大きさの違い、心拍数の違いなどのミニ講義の後、2グループに分かれて演習と個別面談・在校生との交流を
しました。
新生児モデルの心臓の音を小児用の聴診器で聴きながら、「わあ、本当に早い!」「1分間、数を数えるのは
大変。」とびっくりされていました。胎児モデルの心臓の音を聴き、子宮の中にいる胎児の成長が分かるモデル
人形を見ながら、「ヒトの誕生まではお母さんの子宮でとても大切な働きをするんですね。」という声も聞かれ
ました。また、「授業の説明で心臓の大きさや血液の量など分かって、人間の体のしくみをもっと知りたいと思
いました。」などの言葉が聞かれました。」在校生との交流では、入試に向けてどんな勉強をしたのか、入学し
てからの学校での様子を熱心に聞いている様子が見られました。暑い中、たくさんの参加者さんに来ていただき
在校生も教員もとても楽しい1日を過ごすことができました。参加された皆さまの進路決定のお役に立てたら嬉
しいです。
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スポーツ健康学科 ~パーソナルトレーナーとは~
今回の体験授業は【パーソナルトレーナーとは】というタイトルで『パーソナルトレーナー』とはどういう仕事
なのか?を説明しました。まずは現場で起こっている事例などを紹介し、資格の重要性なども含め、食事、筋力
トレーニング、有酸素運動のバランスについても説明しました。
最後にスポーツジム内にあるマシンや筋力トレーニング機器などで実際にトレーニング体験を行いました。
次回(9月8日)は『フットプリンターを使って足底圧を計測してみよう!』です。